あいかわ公園 山野草図鑑

あいかわ公園で見られる様々な花たちを色ごとに紹介する図鑑です。(現在約120種)あいかわ公園で植物を見つけた際に花の色が分かれば、その色の図鑑を確認することで種類の特定ができます。スマートフォンなどで図鑑を見ながらお散歩することで、公園の自然をより楽しめます。花情報はどんどん追加していきますのでお楽しみに。

植物の葉の形(コラム)

ここでは、複雑に見える植物をより分かりやすく知るためにあいかわ公園の植物写真とともに見るべきポイントをご紹介します。色々な植物に興味がわいてきた方はぜひこれから紹介するポイントにも目を向けて花以外の観察にも挑戦してみてください。
葉の付き方


互生(互い違いに付く)
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葉を見つけたらその葉が付いている柄の部分を見てみましょう。右左右左と順番についていれば互生(ごせい)という生え方です。
多くの植物は互生で葉をつけるため、普通に見られる付き方と言えます。
ふれあい広場の木も多くが互生です。
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カブトムシの木コナラも互生に葉をつけます。


対生(左右同時に葉をつける)
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葉の付く柄の部分を付け根まで見て、そこから左右両方に葉が出ていれば対生(たいせい)という生え方です。互生に比べると対生の葉は数も少なく、種類を判断するポイントになります。スイカズラ科やカエデ科などは対生の葉が多いため、このポイントに注目することでそれらの種類を見分けやすくなります。
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紅葉が綺麗なモミジたちはカエデ科に所属し、対生であることが分かります。


複葉(複数の葉をつける)
葉の軸から複数の葉が出ているものを複葉(ふくよう)と呼びます。
三出複葉(さんしゅつふくよう)
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互生や対生で確認した葉の付く柄がありました。この柄から3枚の葉をつけるのが三出複葉(さんしゅつふくよう)です。
写真のシロツメクサの中心となる軸は3枚の葉の根元、すなわち中心です。この葉の付き方も特徴あるものが多く、これによって見分けられる種類も多いです。
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木に絡みつく有毒な植物ツタウルシも1つの柄から3枚の葉が出ていることが分かります。写真の葉を見てみると全て3枚で1セットになっているのが分かりますね。複葉は1つの柄から葉の枚数を数えますので写真のツタウルシの葉(写真中央)は1枚となります。これが難しいポイントです。


羽状複葉
三出複葉の葉の枚数をさらに増やしたのが羽状複葉(うじょうふくよう)です。1枚の葉が羽のように分裂します。
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風の子橋にあるオニグルミが代表的です。
やはり葉の確認には柄が大切です。写真の葉の柄は左上から伸びているのが分かりますね。つまりツタウルシなどと同様に1つの根元を中心に、多数の葉が羽のようにくっついているのです。写真の葉っぱは10枚程の葉ではなく1枚の葉ととらえることになります。イメージが難しい方は葉から全体を想像するのではなく柄から葉を想像してみてください。
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多くの方は葉とはこのような絵を想像すると思います。このイメージがまさに正解なのですが言うならば1つの柄とそれに付くものを葉と呼びます。つまり
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羽状複葉と言うのはこのように1つの柄に対して複数の葉が付いている状態なのです。このように見てみると羽状複葉が1つの葉であるという点もわかりやすくなりませんか?



羽状複葉の種類
羽状複葉には種類があります。さらに詳しくみてみましょう。
奇数羽状複葉
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葉の付き方の中でも複葉の先端の形に注目します。写真中央下の部分ですね。複葉の先端の形が三出複葉のように3枚の葉になっています。このように複葉の頂点に飛び出る1枚の葉を持つものが奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)です。頂点が1つだけで奇数となるためこのように名付けられます。最もよく見られる羽状複葉の形で、ほとんどがこれに該当します。森のわたり橋付近のナナカマドや、写真のキハダなど。


偶数羽状複葉

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羽状複葉の先端に注目(写真下側)してみると奇数とは異なり、先端に小葉が付いていないことが分かります。対生のように両手に分かれていますね。このように先端が左右両方に枝分かれする羽状複葉を偶数羽状複葉と呼びます。これはかなり限られた種類に見られる形で、種類の特定が可能です。
マメ科に見られ、身近な種類ではネムノキかジャケツイバラかあると思います。公園周辺では5月頃に黄色く木を染めるジャケツイバラがたくさん見られますよ。f:id:aikawa_park:20200523105855p:plain



輪生(りんせい)
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輪生は名の通り輪のように葉をつけます。3枚以上の葉が、同じ高さの柄から出ていることが当てはめられる条件です。
写真は春の人気者ヒトリシズカですが、ここでは葉の形に注目してみましょう。それぞれの葉の柄が茎に伸びて同じ高さでまとまっています。茎に対して輪に付くので3出複葉とは違います。(3出複葉は一つの柄に3枚の葉が付く)
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大きな大きなホオノキの葉も輪生です(厳密には少しずれている)それぞれの葉の柄を見ると特定の一カ所から出ているのが分かりますね。輪生の植物もまた数が多くない種類なので葉の付き方が分かると種類を特定できることが多いです。

あいかわ公園 山野草図鑑 春 その他色の花

オオイヌノフグリ
(オオバコ科・外来種
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場所:園内各所
1月の真冬から咲き始め、暖かくなる5月頃にいなくなる面白い季節に咲く植物です。それは競争相手のいない季節にあえて咲く植物の戦略の一つです。花は清楚でとてもかわいらしく、2本の雄しべがクワガタの角のようになる様子からクワガタソウの仲間でもあります。





タチイヌノフグリ
(オオバコ科)
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場所:冒険の森入口斜面
オオイヌノフグリとは異なり3月頃から咲き始めます。花は非常に小さく2mmほどです。花も草も小さいため、一度見つけるまではなかなか見つけられません。重箱のように積み上げられた草の形が特徴的なのでその形をイメージして探してみましょう。


キュウリグサ
ムラサキ科・花弁5枚)
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場所:日当たりのよい場所
葉できゅうりの香りを楽しむことができる植物です。花は2mm程度の非常に小さな花ですが、青い花びらと中心のラメのような丸い輪がとても綺麗です。巻散花序(けんさんかじょ)と呼ばれる独特の花の付け方をし、花がくるくると巻くようにつきます。




フデリンドウ
(リンドウ科)
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場所:花の斜面 
落葉の茶色い地面から顔をのぞかせる美しい青い花が綺麗です。花はまとまって生えることが多く、たいてい1つ見つけるとたくさん見つけることができます。花に注目するのはもちろんですが、花の後には口が裂けたお化けのような形になり面白く、また、葉の形も独特な角ばった形をしています。




スズメノヤリ
(イネ科)
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場所:冒険の森入口
日当たりのよい場所に生えます。見た目が地味なため花のようには見えませんが、イネ科の植物はこのように小さな頴花(えいか)と呼ばれる花をつけます。ぴったりとはめ込まれる栓のような形になっています。



コバンソウ
(イネ科・外来種
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場所:ふれあい広場
名前は知らずともどこかできっと見かけたことがあるであろう植物がこのコバンソウです。4月下旬ころから小判のような面白い形の花をたくさんつけて目立ちます。空地はもちろん道路の端など様々な場所で見かける外来種です。




ホウチャクソウ
ユリ科・有毒)
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場所:ふれあい広場端
日陰を好むユリ科の植物です。似た形の多いユリ科の中では茎が枝分かれするという特徴から見分けやすい種類です。花は横から見ていると緑色で地味に見えますが、下から覗くと黄色い雄しべを見つけることができます。有毒植物なので山菜などと間違えないようにしましょう。




オニグルミ

クルミ科・尾状花序)
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場所:風の子橋
川沿いなどの水気の多い場所でよく見られる植物です。川沿いでクワガタを探すときにはクルミの木が穴場のねらい目です。秋終わりごろに大きな実をたくさんつけ、開けるのにはかなりの手間がかかりますが中身をおいしく食べることができます。花は尻尾のように垂れ下がって咲く独特な形をしています。



スズメノテッポウ
(イネ科)
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場所:パークセンター前
あまり馴染みのない植物のように思えますが意外と身近に生えています。ツボミオオバコ、オオバコなどと似た花をつけているため見間違えている可能性もありますが、この種はイネ科であるため細長い葉をつけます。オオバコたちは花の茎に葉をつけません。



カモガヤ
(イネ科・外来種
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場所:ふれあい広場奥
イネ科花粉症の原因の1つがこのカモガヤです。花は写真の時期よりも後に咲き、イネ科のため実に地味な花です。道路わきなどの町のいたるところで発見されるため、予想以上に身近にある植物に1つです。





タチドコロ
ヤマノイモ科・有毒)
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場所:パークセンター前など
どれも似た特徴を持つヤマノイモ科の植物ですが、タチドコロは花の時期が5月で葉が丸みのある形なので分かります。葉の縁にギザギザがある点もわかりやすいですね。天然の自然薯は有名ですがそれを知識なく狙おうとすると、有毒なトコロの仲間に引っかかるかもしれません。




ヨツバムグラ
(アカネ科)
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場所:冒険の森入口
ヤエムグラと同じように見えますが、葉を4枚つけるのが基本です。個体によっては5枚つけたりします。ヤエムグラと比べると控えめでおしとやかな印象です。また、4枚の葉が立ち上がる茎に綺麗につくので、美しい模様のようなシルエットが楽しめます。

あいかわ公園 山野草図鑑 春 紫色の花

アオキ
(アオキ科・雌雄異株(おすとめすが別の花))
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場所:ふれあい広場奥
木毎に雄雌が異なる木です。花の時期によく見比べてみると、4つの雄しべが付いている雄花(おばな)か、中心に1つのめしべを持つ雌花(めばな)かが分かります。アオキは冬においしくない実をつけるのですが、食べるものが少ない時期には鳥たちはアオキを食べるしかないのです。




ウラシマソウ
サトイモ科・有毒)
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場所:花の斜面など
長く飛び出た付属体(ふぞくたい)を浦島太郎の釣り竿に見立てたことから名付けられています。付属体の付け根には本当の花があり、トウモロコシのような形をしています。独特の匂いを持ち、ハエの仲間をおびき寄せて花粉を運んでもらい受粉します。葉にも特徴がありぐるっとまいたような櫛のような見た目をしています。




ミミガタテンナンショウ
サトイモ科・有毒)
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場所:森のわたり橋付近
白色の物や紫色の物など多少の色の差が見られます。花のように見えている紫色の部分は、付属体の付け根にある本当の花を守るための苞(ほう)と呼ばれる部位で、サトイモ科の苞は特に大きいため仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれます。仏像の後ろの炎に見立てているようです。入口には返しがついており、一度入るとなかなか出られませんが、雄花には出口が付いており、花粉が運べるようになっています。








カキドオシ

(シソ科・可食)
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場所:ふれあい広場奥など
地を這い、垣根を通ることから名付けられています。シソ科植物は香りが強く、葉をもむと独特の香りが楽しめ、これを乾燥させることでお茶にすることができます。また、香草としても活用できますが大量に食べると体に良くないようです。花の模様はネクターガイドと呼ばれ、虫たちに蜜のありかを教えています。






キランソウ
(シソ科)
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場所:日当たりのよい所
たいていどこでも見られる山野草です。上に一枚下に一枚の唇形(しんけい)の花を持ち、舌側の大きな花びらに蜜を食べに来た虫が乗るとてこの原理で花が垂れ下がり、上の雄しべについている花粉が虫の背中につけられるという戦略を取ります。自分の手で実際に試してみましょう!





オカタツナミソウ
(シソ科)
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場所:パークセンター前など
形がとても面白いタツナミソウの中でもとても花付きが良いのがこの種類です。花がまとまってつくため見た目のボリュームがとてもあります。花の形は前に出たホトケノザなどよりもよりがっちりとしており、ネッシーの首のようなかわいい形です。特徴的な形から園芸で植えられることも多い種類です。






ショカッサイ
アブラナ科・花弁4枚)
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場所:風の子橋
春に日当たりが良い場所であれば大抵目にすることができる植物です。アブラナの仲間は4枚の花弁を持ちます。これに加えて面白い特徴が6本の雄しべの内4本が長い4強雄しべという特徴を持つことです。長さを変えることでより花粉をつけやすくする戦略をとっています。




ジロボウエンゴサク

(ケシ科)
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場所:風の子橋
春の時期にだけ葉と花をつける植物です。それ以外の季節は根っこで過ごします。細長い花の奥に蜜を蓄えており、ビロードツリアブなどの口が長い昆虫に蜜を運んでもらいます。似た種類がいくつかあるため色ではなく葉の形で見分けるようにしましょう。花が付いている柄の付け根に葉が付いています。ここが生クリームホイップのような形ならばジロボウエンゴサクで、お寿司に入る緑色のバランのような形ならヤマエンゴサクです。




ムラサキケマン
(ケシ科)
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場所:ふれあい広場奥など
日当たりの悪い場所に春見られます。ジロボウエンゴサクと似ていますが、葉の形花の色が異なります。葉はかなり細かく、白い斑点のようなものが入ることが多いです。花は紫色を基本として白が入るなど濃淡様々な色があります。




タチツボスミレ
(スミレ科・花弁5枚)
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場所:冒険の森入口など
日当たりのよい所で普通に見られるスミレです。見分けにくいスミレの中でも分かりやすい種類で、写真中央のオレンジ色の部分に付く柱頭(ちゅうとう)の形が白い線のような形になります。見分ける際には、色よりも柱頭の形や葉の形、左右の花びらに毛が付いているかなどに注目するのがおススメです。




ナガバノスミレサイシン
(スミレ科)
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花の雰囲気だけを見るとタチツボスミレと間違えてしまいます。柱頭の形に注目してみると、細い線の先が逆三角形のような形になっています(カマキリ型)。カマキリ型の柱頭と、葉の大きさ、そして横から見た時のお尻の形(距(きょ))で見分けられます。葉の大きさが全然違いますね。
太平洋側ではナガバノスミレサイシン(葉が長いです)が、日本海側ではスミレサイシンが見られ、綺麗に分布が分かれています。




ヒメスミレ
(スミレ科)
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場所:パークセンター前の植込み
日当たりのよい場所を好む最小のスミレです。花は1cm程度の大きさで濃い紫をしています。このサイズは他にないため、簡単にわかります。特徴に注目してみると、左右の花びらの部分に毛が生えており、距の部分は花弁の紫色に対し白色と違う色をしています。




ノジスミレ
(スミレ科)
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場所:花の斜面
普通のスミレと似ており、見分けるのが難しい種類です。左右の花びらに毛が付いていないかいるか、葉の縁が波のようにギザギザするかまっすぐかでノジスミレとスミレに見分けていますが実物を見て慣れるのが一番だと思います。




ヒメウズ
キンポウゲ科・有毒)
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場所:冒険の森入口
ウズ(烏頭)とは、猛毒で有名なトリカブトの事を指しますが、彼らとは異なる形の花を持ちます。しかしトリカブトと同じく全草に毒を持ち、食べることはできないとされています。花自体は薄い紫色で、写真の物よりもずっと立ち上がるため、とてもかわいい花です。毒を持つ植物は天敵がいないため、まとまって生えることが多いです。




マツバウンラン
ゴマノハグサ科
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場所:パークセンター前
マツバとは松葉の事を指し、松の葉に似ているという意味です。ツタの葉ににたツタバウンランなどがあり、花は似ていますが葉の形が全く違うため見分けるのは簡単です。身近で見られるゴマノハグサ科の植物は似たものが多いため葉の形などのポイントを見ていきましょう。




ムラサキサギゴケ
ゴマノハグサ科
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場所:ふれあい広場子供トイレ横
花の形がマツバウンランと似ていますが実物はマツバウンランの2倍以上大きいです。白色の花のトキワハゼと似ています。色合いと大きさでも見分けられますが、花の上側につく飛び出した部分が裂けるのがムラサキサギゴケの特徴です。また、地面を這うためたくさんあります。





ムスカリ
ユリ科・園芸種)
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場所:パークセンター前
ぶどうのようにたくさんの花をつけます。花をすりつぶすと分かりますが、かなり粘り気がありぬるぬるとしています。ぬめりけを虫に付けることでより効率的に花粉を運んでもらおうとする戦略です。園芸種のため、身近な所でも見かけることができる種類です。




ランヨウアオイ
ウマノスズクサ科)
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場所:森のわたり橋奥地
山梨県のエリアを縦断するフォッサマグナによって生まれた植物で、全国を見ても丹沢箱根付近のエリアでしか見ることができない植物です。花は地面を覆う葉の根元に生えるため、知らなければ見ることができません。しかし葉にもそれぞれ面白い模様があり、カンアオイの仲間は観賞用としても人気高い植物です。




シラン
(ラン科・園芸)
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場所:南駐車場入口
自生では滅多に見ることのないシランですが、園芸店では比較的見かけます。園芸用とはいえランの仲間のため美しい色合いを楽しむことができます。ランの仲間にはいくつか特徴が見られます。シランでは、葉が茎を抱く様子、花びらの数などの花のつくり、葉の脈の形などをじっくり見ることができます。ぜひ観察してみましょう。




モカタバミ
カタバミ科外来種
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場所:花の斜面
園芸用として庭先や道端で見かけることの多いお花です。紫色のカタバミにはいくつか種類がありますが、イモカタバミは花の中央がより濃い紫色になることや根っこがイモのような形になるという特徴があります。似ているムラサキカタバミと見比べてみてください。




ムラサキカタバミ
カタバミ科・園芸種)
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場所:南駐車場
園芸用として庭先などでよく見かけるカタバミです。イモカタバミと似ていますがよく見ると花の中心に色がついていないため簡単にわかります。葉の光沢と厚みが強く、黄色のカタバミの葉を3枚程度重ねたくらいの厚みがあります。




ヒメハギ
(ヒメハギ科)
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場所:風の丘
日当たりのよい場所で見つかることがあるお花で、少し変わった形をする植物です。ヒメハギ科自体が日本で数の少ないグループです。目につくひも状の部分は付属体と呼ばれ、ひも状付近の濃い紫色が花びら、外側の羽のようなものがガクと呼ばれる葉が変化した部分です。濃い紫色の2枚(根元で2枚はくっついています)とひも状の部分に繋がる部分の計3枚の花びらに加え、それらを支える大きな外側のガクが2枚という難しい構造になっています。




ニワゼキショウ

(アヤメ科・同花被花(どうかひか))
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場所:ふれあい広場など
日当たりのよい場所で普通に見られるユリの仲間ですが、大きさは1cmない程度のかなり小型の花です。アヤメなどと同じく花びらとガクが同じような色形をした同花被花という形をとります。白と紫色の2種類がありますがあいかわ公園では白色の方がたくさん見つかります。セキショウのショウは菖と書き、アヤメの事を指しています。花の形が似ているのも納得ですね。



フジ
マメ科・蝶形花)
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場所:ふれあい広場奥など
5月を代表する有名な花です。写真では1枚ですか実際には垂れ下がるように大量につきます。非常に美しいためフジを目線より上の高さでカーテンのように整えた藤棚やシロバナのフジなど人気の高い種類です。ツルの巻き方の向きでフジかヤマフジか見分けることができます。

あいかわ公園 山野草図鑑 春 赤の花

ヤエザクラ
バラ科・八重咲き)
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場所:森のわたり橋
花弁が幾層にも重なり合ったような見た目が特徴です。4月の普通に見られる桜たちが咲き終わった後に咲き始めます。桜の塩漬けにすることでゼリーやお茶などに彩を加えることができます。八重咲きのためお湯に浮かべると綺麗に花が広がり、香りとともに楽しめます。




ソメイヨシノ
バラ科・交配種)
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場所:ふれあい広場
日本の桜を代表する人気高いピンク色のサクラです。筒状のガクの根元には蜜がためられており、人が舐めても甘さを感じられる蜜がたまっています。
ヒヨドリメジロと言った鳥が好んで食べに来ています。




モモイロキランソウ
(シソ科・唇型)
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場所:花の斜面左上
紫色が特徴的なキランソウの桃色です。この公園で植えたとは考えにくいので自然に生まれたものでしょうか。自然に咲いている山野草では時折このような色違いが偶然にして生まれることもあります。見慣れた形でも色が違うだけで印象ががらりと変わるため見てみてくださいね。




ホトケノザ
(シソ科)
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場所:パークセンター前付近
にょきっと立ち上がる姿が特徴的なシソ科のお花です。上と下に二枚の花弁を持ち、その下側の花びらには虫に蜜があることをアピールする斑点模様が描かれています。虫がここに乗ると花びらがシーソーのように傾き、虫の背中に上の花びらについている花粉が付けられるという仕組みです。





ベニバナアセビ
ツツジ科・有毒)
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場所:花の斜面左上
ピンク色で目立つ下向きの花を多数つけます。花はいい香りを放ち、虫を誘っています。このような下向きの花には虫に花粉を運んでもらうタイプのものが多いです。ベニバナアセビは花を筒形にすることで下から入ってきた虫に花粉を振り落とします。





ハルジオン

(キク科・筒状と舌状花)
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場所:ふれあい広場
ピンクや白など様々な色で目立つ花です。ヒメジョオンという似た花がありますが、区別店として茎を抱くか抱かないか、茎の中が空洞かつまっているかでそれぞれハルジオンヒメジョオンと見分けれらます。中心の黄色が筒状の花で周りが舌状の花のため、2種類の花を持ちます。




スイバ
タデ科・可食)
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場所:ふれあい広場
タデ食う虫も好き好きで有名なタデ科植物です。スイバは葉の付け根が返しのようにとがるというポイントがあります。葉にはシュウ酸と呼ばれる酸が含まれており、どう調理しても非常に酸っぱいです。ルバーブのお友達なので肉料理などに合せるとおいしく食べられます。





ヒメスイバ
タデ科
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場所:花の斜面中央
スイバに非常に似た雰囲気を持ちますが、葉の形が違います。スイバの葉の付け根が矢じり型なのに対してヒメスイバは葉の付け根が左右に細長くのびます。探そうと思うとなかなか見つからないそんな植物だと思います。




カラスノエンドウ
マメ科・可食)
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場所:冒険の森付近など
独特な形が特徴的ですが、マメ科の花の特徴がこの形です。野菜のエンドウ豆やソラマメもこのような花をつけます。花は2枚の花びらからなり、花中央の部分でかみ合っています。虫がこの中央の台座に乗るとシーソーのように花弁が下にずれ、おしべめしべが出てきます。




ウグイスカグラ
スイカズラ科・可食)
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場所:森のわたり橋付近
筒形で楽器のような可愛い花をつけます。5月頃に赤い実をつけ、それは薄めたサクランボのような味がします。ウグイスという有名な鳥が鳴くころに花をつけることからウグイスカグラと名づけられています。




イロハモミジ
(カエデ科・分裂する葉)
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場所:花の斜面など
秋に紅葉が美しいカエデの仲間の中でも、最もメジャーな種類がこのイロハモミジだと思われます。イロハとはいろは歌の事を指し、葉のギザギザをいろは歌をうたいながらなぞったことに由来します。紅葉は有名ですが花は知られておらず、4月初めころにひっそりとつけます。緑と赤の色合いがとても綺麗ですよ。




オオイタヤメイゲツ
(カエデ科・分裂する葉)
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場所:風の丘
風の丘周辺に3本だけ植えてあります。紅葉が綺麗なモミジの仲間の中でも色合いがグラデーションになるため特に綺麗な種類です。モミジには雄花(おしべの機能だけを持つ)とめばな(めしべの機能だけを持つ)の2種類の花があります。白が雄花、赤が雌花です。見比べてみましょう。



ナガミヒナゲシ
(ケシ科・外来種
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場所:パークセンター前
高く立ち上がった茎に鮮やかなオレンジ色を付ける外来種です。コンクリートの隙間などの場所でも生育でき、進入すると辺り一帯に生えてしまいます。
園芸用のポピーとはお友達なため、花の雰囲気に覚えがある方も多いかもしれません。葉も切れ込みが多く特徴的なので確認してみてください。





アメリカフウロ
フウロソウ科外来種
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場所:パークセンター前
様々な場所で見ることができる外来種です。葉はトリカブトのように切れ込みが入り、赤やオレンジなどの色をしていたりします。フウロソウの仲間は5枚の花弁を持ち白系~ピンク色の物が多いです。花の後に特徴があり、瓶のコーラのように細長い種が横並びでつきます。刺激ではじけ飛ぶ面白い種ですよ。




カリン

バラ科・作物)
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場所:パークセンター前
お酒やはちみつ漬けなどに使われる植物ですがバラ科というのはあまり知られていないと思います。5枚の花びらとおしべの数を見るとバラ科の特徴にそのまま当てはまっています。生のままでは有毒ですが、アルコールなどで加工することで利用できるようになります。




アカバナユウゲショウ
アカバナ科・花弁4枚)
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場所:ふれあい広場
夕化粧は日が傾き始めのころから花が咲くことから名付けられていますが、実際には昼間でも結構咲いています。鮮やかな赤い色はとても美しく、思わず写真を撮りたくなるような色合いです。アカバナ科は花弁を4枚持ちます。5月以降に同じ科のマツヨイグサの仲間を目にします

あいかわ公園 山野草図鑑 春 黄色の花

ヤマブキ
バラ科・5枚の花びら)
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場所:冒険の森~森のわたり橋
垂れ下がるような木の姿と大きな5枚の花弁が特徴的な植物です。日当たりの悪いような環境を好むため、ふれあい広場の奥側や、沢沿いのエリアで見かけることができます。バラ科の植物は5枚の花弁を持つものが多いです。参考にしてみてください。



サンショウ

(ミカン科・トゲあり)
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場所:冒険の森入口など
日本の食卓に並ぶこともあるメジャーな食材です。5月頃に実をつける山椒の実は、生で口にすると口周りがしびれるほどの強力な味わいです。
ミカン科らしくアゲハチョウに好まれ、背の低いサンショウの株は葉が丸裸にされていることも珍しくありません。



クヌギ
(ブナ科・)
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場所:ふれあい広場
みんな大好きカブトシムの集まる木ですが、春に花を咲かせます。動物のしっぽのように垂れ下がる花からは風が強い日には花粉が大量に飛んでいる様子を見ることができます。

ヤブタビラコ
(キク科・舌の形の花)
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場所:ふれあい広場奥
大きく波紋のように広がる葉とその中心で開く付箋のような花が特徴的です。類似のものが多く、見分けるためには花の大きさや、花びらに毛が付いているかなどのポイントを見る必要があります。あいかわ公園では、茎が高く立ち上がるオニタビラコがありますが、その特徴から見分けられます。




ヤシャブシ
(カバノキ科・雌雄同株(しゆうどうしゅ))
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場所:冒険広場
春先にまつぼっくりのような不思議な花をたくさんつけます。先端に付く大きなものは雄花で、数個付きます。この雄花の後ろに小さい雌花をつけます。この花の付き方によってオオバヤシャブシやヒメヤシャブシといった種類との判断に役立ちます。公園の木などに使われていましたが花粉症のもとになるため現在はあまり見かけません。




ミツマタ
ジンチョウゲ科・筒型)
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場所:パークセンター前
和紙作りなどにも使われた人となじみの深い有毒植物です。枝が三つに分かれる特徴があるため、三ツ又(みつまた)と呼ばれます。香りの強い花をつけるため、春にはこの花の周辺をアブラムシやハチなどが飛び回ります。そしてそれを待ち構えるクモを見ることができ、食べる食べられるの生態系を観察することができます。




マンサク
(マンサク科)
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場所:工芸工房村前
春に咲く植物の中でもとりわけ早く咲くものがこのマンサクです。あいかわ公園では黄色花と赤色の花の2種類が咲いています。イベントで使う紙飾りのような面白い花は他の花ではなかなか見られない形です。



ヘビイチゴ
バラ科キイチゴ
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場所:ふれあい広場
サクラが終わるころに苔の上などで鮮やかに目立ちます。このタイプの花にはいくつか種類がありますが、イチゴの形になるものは花の中心部分に膨らみがあります。より湿った環境を好むものにヤブヘビイチゴがありますが、葉先がとがっていなければヘビイチゴです。



ミツバツチグリ
バラ科・)
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場所:花の斜面
ヘビイチゴの仲間に似た花をつけますが、花の中央の部分を見るとイチゴになる部分がありません。そのため、ヘビイチゴとは簡単に見分けられます。
似た仲間のキジムシロとは茎が地面を這い、そこから新しい株を出すかどうかで見分けられます。




フキ
(キク科・雌雄異株(しゆういしゅ))
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場所:冒険の森~森のわたり橋
山菜として親しまれる春の代表格な植物です。あまり知られていませんが黄色と白色の2種類があり、それぞれ雄と雌に分かれます。香りは独特の清涼感と苦味を含みますが天然物は特にこの香りが強いです。天ぷらにすると風味が好きな方はおいしく食べられるでしょう。私は苦手です。



ヒュウガミズキ
(マンサク科)
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場所:ふれあい広場奥
園芸用に植えられることの多い仲間ですが似たものにトサミズキがあります。そんな時は付いている花の数と花の中心の色に注目しましょう。花の数が2~3個であればヒュウガミズキで、7個も8個もついていればトサミズキです。さらに花の中心の色が黄色ければヒュウガミズキで赤ければトサミズキです。



ハハコグサ
(キク科・筒状花(とうじょうか))
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場所:パークセンター前の植込み
春の七草といえば セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロこれぞ合わせて春の七草で有名です。ハハコグサは名前が違いますがゴギョウとして七草に数えられています。舌のような花の舌状花(たんぽぽなど)をつけるものがキク科には多いのに対し、ハハコグサは筒状花と呼ばれる筒状(つつじょう)の花だけをつけます。




ノボロギク

(キク科・筒状花)
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場所:南駐車場
この花は何時咲くんだろうと思っているとタネになっているのがこのノボロギクです。写真の状態でしっかりと咲いており、基本は筒状の花だけをつけます。
タネは先端にぼふっと付き、カップケーキのような可愛い形になります。



セイヨウタンポポ
(キク科・舌状花)
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場所:日当たりのいい場所
気づかぬうちに日本のたんぽぽと入れ替わっていた外国人のタンポポです。自分一人で増えられるほか、日本のタンポポとも混ざるため、どんどん勢力を広げています。見分け方はたんぽぽの裏側を見てみましょう。そこが反り返っていればセイヨウタンポポです。




カントウタンポポ

(キク科・舌状花)
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場所:日当たりのいい場所
今ではなかなか見かけることのできない存在となってしまったタンポポです。見分け方としては花の裏側に注目してみましょう。カントウタンポポは花の裏側の部分が反り返りません。雑種も多いため中途半端に反り返るものなど色々あります。ひっくり返してみると面白いですよ。



ジシバリ
(キク科・舌状花)
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場所:冒険の森入口斜面
日当たりのよい場所で見られ、多くの人がタンポポだと思っている花です。葉は小さいのですが数が多く、まるで地面を縛っているかのような様子であるためジシバリと呼ばれます。




オオジシバリ
(キク科・舌状花)
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場所:森のわたり橋
ジシバリの名の通り前者とうり二つなのですが、葉の形と大きさに違いがあります。オオジシバリの葉はヘラのような形をしています。草丈も大きく20cm程に立ち上がるため、立ち上がらずに地面から直接生えるように見えるジシバリとは簡単に区別できます。





ニガナ
(キク科・舌状花)
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場所:森のわたり橋
キク科の中でも5枚の花びらのみをつけるため見分けやすいですが葉の形にも特徴があります。葉の根元が茎を抱っこするように付くのでその部分も確認してみましょう。ニガナは食用可能です。キク科の多くは春菊のように特有の苦みを持つものが多いです。



コウゾリナ
(キク科・舌状花)
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場所:冒険の森入口など
葉や茎に赤いトゲを持つためそのポイントに注目すれば簡単に見分けられます。黄色のキク科の花は花に注目するとどれも同じに見えるので、葉や茎にある特徴に注目しましょう。コウゾリナはそのざらつく様をカミソリに見立て、それがコウゾリとなまったものに由来するそうです。





オニノゲシ
(キク科・舌状花)
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場所:ふれあい広場
葉っぱの端がトゲで覆われており、いかつい様子であるため鬼の名がつけられています。人間が触れてもチクリとするため触るときには注意しましょう。
立派な茎は食用にもできるようで、茎レタスという食材に似ていると言われています。機会があれば挑戦してみたいですね。






ブタナ
(キク科・舌状花)
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場所:冒険広場付近
すらっと立ち上がる姿が印象的です。タンポポに似ていますが花をつける茎が60cm近くまで立ち上がります。豚などの飼育されている動物に食べさせる草として使われていました。葉は地面にべたっと張り付くためタンポポに似た花の中ではわかりやすいです。





コナスビ
サクラソウ科・花弁5枚)
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場所:冒険の森~森のわたり橋
最も身近に見られるサクラソウの仲間だと思われます。(園芸種を除く)花の後にできる種の形が、夏の野菜であるナスのでき初めのころの形にそっくりであるため、ナスの名がつけられています。実際にはナスとは何も関係ありません。




キブシ
(キブシ花・筒状花)
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場所:冒険の森入口~森のわたり橋
春に風鈴のような風になびく様が美しい花です。5月頃に咲くフジに似ていることからキフジと呼ばれることもあります。この意味に加え、ブシには渋み成分であるタンニンを指す意味もあります。昔は染料にタンニンが用いられていたため貴重なタンニンを含む植物は重宝したのです。




カタバミ

カタバミ科
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場所:日当たりのよい場所
葉っぱに日が当たると開き、日が沈むと閉じるという就眠運動を行います。さらに葉にはシュウ酸と呼ばれる酸が含まれており、これを用いて10円玉で遊ぶことができます。財布から10円玉を出してカタバミの葉をつぶし、ごしごしと磨いてみましょう。どのような結果になるのでしょうか?




アカカタバミ
カタバミ科
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場所:花の斜面
カタバミの中でも葉が緑ではなく暗い赤みを帯び、花にも赤い線が現れるものをアカカタバミと呼びます。同じ種類であっても色合いが異なるものがまれに見つかるため、見過ごさないように注意しましょう。そのようなものを見つけるととてもうれしい気持ちになれますよ。




オッタチカタバミ
カタバミ科外来種
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場所:園内各所
カタバミに似ていますが、花の茎をグッと高く伸ばして花をつけます。カタバミを見たことがあれば背の高さから違和感を覚えることは間違いありません。あまり知られていない種類なのでカタバミだと思っている方も多い面白い種類です。






アブラチャン
クスノキ科・柄がある)
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場所:冒険の森横の沢
春先に木を黄色にコーティングする可愛い花をたくさんつけます。クスノキ科の中で似た花がありますが、花が付く部分に明確な柄があればアブラチャンと分かります。なければダンコウバイです。アブラチャンには油分が多く含まれておりそのことから名付けられています。また、木の根元から枝分かれすることが多いです。




コメツブツメクサ
マメ科
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場所:冒険広場 ふれあい広場
花は1mm程度の超小型です。葉の緑に隠れているため目をよく凝らさないと見つけられないでしょう。黄色い部分一つ一つが花になっており、しっかり観察するとマメ科に特有の花の形をしているのが分かります。探してみてくださいね。




イタヤカエデ
(カエデ科)
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場所:パークセンター前
赤色系が多いカエデですが黄色系の花も見られます。イタヤカエデは細部の異なる種が非常に多い種で、亜種変種がたくさん見られます。
それらの総称をイタヤカエデと呼びます。花はカエデの仲間が垂れ下がるものが多いのに対し、本種は上向きに咲きます。




キツネノボタン

(ケシ科・有毒)
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場所:ふれあい広場奥
黄色い可愛い花をつける有毒植物です。茎や葉を傷つけると黄色い有毒な液体が出てくるため転んで草の上に倒れたりしないように注意しましょう。
キツネノボタンは名前に毛が付く通り葉や茎にびっしりと細かい毛が生えています。毛の有無と果実の形で似たキツネノボタンと判別できるため覚えておくと役立ちます。

あいかわ公園 山野草図鑑 春 白いお花

ミドリハコベ
ナデシコ科・花弁が5枚)
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場所:日当たりのよい所
どこでも見られる七草のハコベラには5枚の花弁があります。1枚の花びらに切れ込みが深く入るため、見た目上は10枚の花弁があるように見えます。似た種類に茎が赤いコハコベや、より大型のウシハコベがあります。ポイント(ほかの種で説明)をしれば簡単に見分けられます。食べても味はあまりしません。




ウシハコベ
ナデシコ科・外来種
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場所:ふれあい広場の端
ミドリハコベより1周り大きく、見比べればすぐ見分けられますが、1種だけで見ると難しいかもしれません。そんな時には花の中心のめしべの形に注目しましょう。先が3つに分かれていればミドリハコベ、5つに分かれていればウシハコベです。


ミチタネツケバナ
アブラナ科・花弁4枚)
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場所:日陰
日当たりの悪い所なら大抵みられる大根のお友達です。放射状に広がる独特の葉を持ち、中心から茎をのばします。大型のタネツケバナは逆に日当たりのよい所を好みます。大根の仲間たちは上に2枚下に2枚の計4枚の花弁を持ちます。たねは竹刀のような形で、刺激ではじけ飛ぶ面白い種です。




ユキヤナギ
バラ科・花弁5枚)
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場所:南駐車場や風の丘付近
ヤナギのようにしなだれる形が尻尾のように見える面白いお花です。ヤナギの名前から勘違いされがちですが、桜と同じバラの仲間です。バラの仲間には花弁が5枚あります。その見た目から庭木として人気があり、目にする機会が多い種類です。



ヤエムグラ
(アカネ科・花弁4枚)
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場所:日陰で少し湿るような場所
知らなければ気づくことができない地味な花をつけます。茎や葉には下向きのトゲが生えており、ほかの植物にもたれかかって倒れないように上を目指します。茎をブローチのように服に貼り付ける「ヤエムグラのブローチ」が草花遊びとして人気です。



ミミガタテンナンショウ
サトイモ科・特殊な花)
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場所:ふれあい広場奥の林 冒険の森~森のわたり橋
花のように見える部分は仏炎苞と呼ばれ、この仲間に特有の葉が進化した部位です。写真中央のレバーのような部分は、キノコバエなどの花粉を運ぶ生き物が上り棒のようにつたっていくための棒で付属体と呼びます。つまり、本当のお花はこの棒の根元に咲いています。こんにゃくのお友達ですが針のような結晶の集合体のためそのままでは食べることができません。


ハナニラ
ヒガンバナ科・有毒)
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場所:ふれあい広場中央 クスノキが目印
葉っぱから食欲をそそるようなニラ臭を堪能できる植物ですが、匂いとは裏腹に有毒な植物です。園芸植物としても良く植えられており、見かける機会は多いですが口にすると嘔吐などの症状が出るとされていますので山菜取りなどでは気をつけましょう。



ハルジオン
(キク科・筒状と舌状の花)
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場所:ふれあい広場
ピンクや白など色合い豊かなタンポポのお友達です。タンポポの仲間には筒状のお花と舌状のお花を持つ者がいます。ハルジオンは2種類とも持つタイプなのですが、写真中央の黄色い部分が筒状花(とうじょうか)で周りの線状のものが舌状花(ぜつじょうか)です。家の周りで見かけたらちぎってみてください。



ハナイバナ
ムラサキ科・花弁5枚中心に丸模様)
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場所:冒険の森~森のわたり橋
非常に小さい3mm程度の花をつけるため、知らないと見つけることができません。造形は宝石のように美しく、キラキラした花弁の中央に丸い模様が入り込みます。ムラサキ科はあまり馴染みがない名前ですが身近にも2種類は生えています。この特徴で探してみてください。



ハキダメギク
(キク科・筒状と舌状)
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場所:パークセンター前の植込み
ハキダメギクは昔フンを捨てるような場所に生えていたために名づけられましたが、花の見た目のわりに酷い名前が付けられてしまっています。白い舌状花(ぜつじょうか)は5枚が基本ですが、それ以上に生えることも多いです。 似たコゴメギクは舌状花がとても小さいです。



ニリンソウ
キンポウゲ科
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場所:パークセンター横の通路(双眼鏡が必要)
湿った場所に生える春の代表的な植物です。白い花をつけますが、実際にはこの花はガクと呼ばれる葉が進化した部分になります。花の裏を見てみると本来花の裏にあるガクが付いていません。山菜としても食べられますが、猛毒のトリカブトと似ているためおすすめしません。



ニガイチゴ
バラ科
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場所:花の斜面左上
大粒な実をつけるキイチゴの仲間の一つです。花は他のキイチゴたちに比べ細長く見分けやすいですが、それよりも葉の形で見分けるのがおススメです。ニガイチゴはネズミのシルエットのような形の葉をつけます。


ナズナ
アブラナ科
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場所:ふれあい広場各所
ぺんぺん草でおなじみな春の七草の1つナズナです。ナズナの楽器は有名な草花遊びですが、三味線のバチのようなものはナズナのタネになります。割いてみるとちゃんとタネが出てきますよ。



トキワハゼ
ゴマノハグサ科
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場所:ふれあい広場の端
大きな舌のような形をした面白い花です。花に見られるまだら模様のようなものは虫に蜜のありかを知らせる植物の戦略の一つです。
似たものにムラサキサギゴケがあります。トキワハゼは1周り小さく、色が白みを帯び、写真の紫の部分に切れ込みが入らない点で判断できます。


ツルカノコソウ
スイカズラ科)
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場所:ふれあい広場の湿った斜面
湿り気を好むため日当たりの悪い場所に生えることが多いです。ツルと名前が付けられますが実際にはツル性ではありません。2枚の葉の中央から花の茎を出し、綺麗な白い花をたくさんつけます。ブロッコリーのような形のこの花の付き方を散房花序(さんぼうかじょ)と呼びます。



ハコネウツギ

スイカズラ科)
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場所:森のわたり橋付近
もともとは海岸に自生する植物ですが、5月頃に付ける白とピンクの美しい花から観賞用として人気が高く植えられています。花はラッパ上で可愛く、背丈も大きくならない上にアーチのようにしなだれるため非常に見ごたえがあります。





ガマズミ
スイカズラ科・可食)
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場所:風の子橋付近
白いボンボンのようにたくさんの花をつけます。スイカズラ科は葉が左右両方に出る対生と言う葉の付き方をします。花は冬の終わりごろには真っ赤な実となり、人が食べても甘酸っぱい味わいを楽しむことができます。公園のガマズミは年によって実の付きっぷりがかなり違います。




スイカズラ
スイカズラ科)
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場所:森のわたり橋付近
べローンと大きく舌を出したような姿が特徴的な花です。黄色と白の2色の花からはほんのりいい香りを漂わせています。つる性植物のため、付近のイヌシデに大きく絡みついて木を緑色に染め上げます。



テイカカズラ
キョウチクトウ科
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場所:森のわたり橋付近
スイカズラと同じくつる植物ですが、こちらはよく見ると木に張り付く根を出して登っていきます。葉にも厚みと光沢があり、分かりやすい種類です。2種を比較するとつる植物の世界をより楽しむことができます。キョウチクトウ科なので毒があります。


ツメクサ
ナデシコ科)
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場所:ふれあい広場奥
爪切りで切った後の爪のような葉をつけます。その葉の様子は苔の1種類のように見えるため、知らないと見つけられないかもしれません。花はナデシコ科らしく綺麗な5枚をつけ、後ろのガクの緑と合わさって清楚な印象を受けます。花は3mm程度の小さいものなので根気よく探してみてください。



スズメノカタビラ
(イネ科・頴花(えいか))
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場所:パークセンター前やふれあい広場
皆様が毎日口にするお米の仲間です。イネの仲間は穎花と呼ばれる独特な花を持つため、この部分を花と思っていない方も多いと思います。イネの仲間は茎が立ち上がることも多く、この部分を使って引っ張り相撲を楽しむことができます。イベントでも人気の草花遊びです。





チガヤ
(イネ科・頴花(えいか))
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場所:森のわたり橋付近
5月頃にふさふさでいかにも柔らかそうな穂のような花を咲かせます。チガヤは群れて生えることも多い植物なので、花の季節には辺り一帯をゆらゆらと揺れる穂のような風景を楽しむことができます。




スズメノエンドウ
マメ科
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場所:冒険の森入口斜面
スズメやカラスの名が付く植物は、大きさを表していることが多いです。つまりスズメノエンドウとは小さい豆ということです。白い花は写真のボケからもわかるようにわずか2mmもない程度の大きさです。写真を撮るのも1苦労ですが、実物を見ていない方は見つけるのにそれ以上の苦労をすること間違いなしでしょう。




ハリエンジュ
マメ科外来種
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場所:冒険広場の道路
河川などの水辺や道路の脇などでよく見かける外来種です。木や枝にはかなり大きな鋭いトゲがありケガをしないよう注意が必要です。大きく花付きがよい花の部分はてんぷらにして食べることができます。見た目もよくほんのり甘みが感じられて美味しいですよ。






サルナシ
マタタビ科:雌雄異株(しゆういしゅ))
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場所:冒険広場より上
山の方で見ることができる野生のキウイフルーツの仲間です。秋に熟す実は食べることができ、味もキウイに似ているとされています。雌雄が別のため実ができるサルナシに会えることはこういった公園では珍しいと思いますので5月中頃に探してみてください。実がなるかはお楽しみに。



シロバナナガバノスミレサイシン
(スミレ科)
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場所:森のわたり橋より奥のスギ林
全て同じに見えるスミレの仲間たちの中でも、比較的見分けやすいのがスミレサイシンの仲間です。横から見てみると後ろの部分(距と呼ぶ)がぽてっと大きいです。また、林の方でないと生えていないため該当エリア以外の物はタチツボスミレかヒメスミレです。



アリアケスミレ
(スミレ科)
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場所:冒険の森入口
冒険の森入口にのみ生えているスミレの仲間で、白いお花に紫色のラインが入る特徴があります。また、葉の形が丸ではなくヘラのような形をしているため、見分けるのは簡単ですが白花のスミレと特徴が似ています。滅多にないので問題ありません。



ニョイスミレ
(スミレ科)
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場所:湿った場所の近く
あいかわ公園では北駐車場の山道でのみ発見できています。スミレの仲間の中でも最も小さく、花は1cmあるかないかくらいです。形は箱型に近いですが、しっかり5枚の花弁を持っています。別名ツボスミレで、花に対して茎の長さがとても長いです。




コブシ
モクレン科)
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場所:ふれあい広場
春先に手のひら位の白い大型の花を咲かせます。コブシには枝の先に付く花をつける花芽と、枝の横から葉を広げる冬芽の2種類の芽を持ちます。それぞれ大きさが違い、花芽の方が圧倒的に大きいです。また、芽には毛が付いており、冬場の毛布のように寒さを防ぐ役割をしています。




ホオノキ
モクレン科・日本最大)
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場所:ふれあい広場
日本の樹木の中で最も大きい葉をつけるのがこのホオノキです。葉は輪を描くように7つほど付き、大きいものでは1枚30cmを超えます。花もそれだけ巨大で、直径は人の手よりも大きく迫力満点です。低い位置ではあまり花をつけないことと花の匂いが少し臭いのが難点です。




ウツギ
(ウツギ科)
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場所:冒険広場の道路
ウツギという変わった名前には空木という意味が含まれています。茎の中が空洞になっているのです。
ウツギの仲間には種類が多く、梅のように咲くバイカウツギや葉が丸いマルバウツギなどの細かい違いから数種類に分かれています。




エゴノキ
エゴノキ科・有毒)
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場所:ふれあい広場奥
下向きの白い花をたくさんつけます。これは足の弱い虫が花にぶら下がれないようにするための戦略とされています。あいかわ公園ではエゴツルクビオトシブミが葉を丸めていたり、葉に丸い虫こぶを作るエゴノキハウラケタマフシがいたり、種の時期にはヤマガラが食べにきたりと人気の植物です。




ハクウンボク
エゴノキ科・有毒)
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場所:花の斜面
エゴノキよりもさらに雲海の如く花をつけるのがこの植物です。葉が大きくふさふさなのでぜひ触れてみてください。公園では、ハマキガの仲間が葉をくるくる巻いたりオトシブミが小さな葉をまいたりとにかくくるくる巻かれます。(花の時期にはあまりない)





ドクダミ
ドクダミ科・薬用)
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場所:園内の日陰
大抵どこにでも見られる臭いが生ごみのようにきつい植物です。花のように見える部分は植物学的には苞と呼ばれる部分です。この部分の上に棒状についているものが雄しべめしべであり、花びらと呼べる部分は実はありません。見つけたらじっくり観察してみましょう。





クサギ
(ミカン科・双眼鏡が必要です)
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場所:湿った沢沿い
水辺を好み、沢沿いを代表する植物です。名前の由来である独特のミカン臭も特徴的ですが、最大の特徴は葉の付き方にあります。コクサギ型葉序と呼ばれ、右に2回続き左に2回続くという個性豊かな葉の付き方をします。他にはサルスベリなど数の少ない面白い葉の付き方なのです。




クサイチゴ
バラ科キイチゴ
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場所:半日陰の場所
5月頃に食べられる甘い赤い実をつけます。ジャムやシロップとして活用できるため、人気のキイチゴの仲間です。1年目は葉っぱで過ごし二年目にようやく背丈をのばし花をつけます。周辺をミツバチなどがよく飛んでいるため、虫たちに大人気のようです。



オランダミミナグサ
ナデシコ科・外来種
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場所:日当たりのよい場所
ミミの名の通り、まるいウサギの耳のような葉を仲良く同時に出します。ナデシコ科は花弁が5枚ですが、この花には花弁の先端に切れ込みが入ります。やはり外来種のため駐車場の近くやコンクリートの隙間などの近くで見つかります。在来のミミナグサは競争に負けて希少になりました。




オオシマザクラ
バラ科・葉と花同時展開)
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場所:南駐車場
白い花と緑の葉を同時に展開するため、白と緑の掛け合いが美しいサクラです。園芸種が多いサクラですが、本種はヤマザクラと並んで自生種です。自生種を基に交配がなされて園芸種が生まれ、その園芸種たちを様々な種類と掛け合わせたため桜だけで600種以上あると言われています。




ウワミズザクラ
バラ科
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場所森のわたり橋 パークセンター
きりたんぽのような形の花をつけるため勘違いされやすいですが桜の仲間です。花をよく見るとしっかりと5枚の花弁を持つバラ科の形をしています。異なるのはそのお花がたくさんつくことでまるで1つの花の塊であるかのように見せている点です。このように柄が付いてたくさんつく花を総状花序(そうじょうかじょ)と呼びます。





オキナグサ
キンポウゲ科絶滅危惧種
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場所:パークセンター前
あいかわ公園に植えられているものは園芸用のものが野生化したものです。自生においては絶滅危惧種とされており、見る機会はほとんどないでしょう。翁の名の通り花の後に白髪のおじいさんのような姿に変貌します。あいかわ公園では恐らく同じ株のためその姿は見られないかもしれません。




シャガ
(アヤメ科)
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場所:南駐車場付近
湿り気のある場所に生える園芸で人気なアヤメの仲間です。花びらは6枚あるように見えますが実際には花弁3枚、花びらと同じ質のガクが3枚からなります。アヤメの仲間は花弁とガクが同じ性質を持つ同花被科(どうかひか)という形をとります。




ニワゼキショウ
(アヤメ科・同花被花(どうかひか))
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場所:芝生など
日当たりのよい芝生の上でたくさん見られる身近なアヤメの仲間です。白色の小さなお花が辺りを覆うので意外と迫力があります。6枚に見える花弁は3枚が花びら残り3枚がガクなのですが、形が似ているので同じように扱います。このような花をどうかひか と呼びます。





ジュウニヒトエ
シソ科
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場所:北駐車場(現在進入不可)
シソ科の中でも春に白い花をつける種類は数少ないため、見つけると嬉しい種類です。名前の由来である十二単の通り、花が幾層にもなって咲くためとてもゴージャスな花です。太平洋側では今の季節に似た花としてツクバキンモンソウがありますがあいかわ公園では見つかっていません。




チゴユリ
ユリ科・有毒)
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場所:風の丘より上の林床
背丈は10cm程度と小さく、可憐な白い花を茎の先にポツリとつけます。ユリ科の植物は葉の形がすべて似ており、芽生えの季節は同じようなものに見えます。ホウチャクソウの方が背丈が大きく(40cm)チゴユリは花がしっかり開くため区別は簡単です。




ミズキ

(ミズキ科)
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場所:花の斜面 南駐車場
茎に水気が多いことからミズキと名づけられています。実際に枝を折ると水分が滴ってきます。よく似たものとしてクマノミズキがありますが、花の時期がミズキは5月でクマノミズキは6月である点と、葉が右左右左とつくか左右両方同時に付くかでそれぞれ判別できます。



ヤマボウシ
(ミズキ科)
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場所:ふれあい広場奥
花弁のように見える4枚のものは苞と呼ばれる軸を支える葉です。ヤマボウシは花が地味なので苞を目立たせることで虫にアピールをしているのです。
秋にはおいしそうな実をつけ、鳥などが食べに来ます。実は人も食べることができる果実で、結構甘みが強いです。


ヒルガオ
ヒルガオ科・合弁花)
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場所:冒険の森
アサガオは非常に有名な植物ですがヒルガオとなると少しマイナーな印象を受けます。どちらもヒルガオ科の植物で、昼に咲いて夜にはしぼむという面白い特徴があります。身近な所でも野生化しているのでこの筒形(実際には漏斗型)の花を探してみると意外なところで見つかるかもしれません。




ヒトリシズカ
(センリョウ科)
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場所:森のわたり橋より先のスギ林
林床にひっそりと咲く可憐な花で、地味で目立たないため存在を知らない方も多いかと思われます。花のように見えるのは雄しべで、花びらと呼べるものを一切つけません。背丈も10cmちょっとの大きさなので意識して探す必要があります。この公園では結構見かけられるので植物を探す目を鍛えるのにおススメです。


フタリシズカ
(センリョウ科)
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場所:森のわたり橋付近の林床
ヒトリシズカより1月ほど後に咲きます。草丈が最大60cm程と大きく、また、花の茎の数も2本から4本程度と個性が見られます。4方向に広がる葉は実はわずかにずれているため、左右対に葉が付く対生(たいせい)という葉の付き方です。


ユズ

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場所:ふれあい広場奥
冬至の時にお風呂に入れるユズですが、花の季節は5月頃です。ユズの面白い所は葉にも見られます。葉を見つけたらその葉の付け根を見てみましょう。よく見ると小さな葉っぱがもう一枚付いています。ミカン科の仲間に見られる特徴ですがユズはこの下に付く葉がとても大きいです。また、ミカン科の多くが枝にトゲを持つためケガしないように気をつけましょう。



ナツミカン
(ミカン科)
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場所:パークセンター付近
園芸から食用まで馴染み深いミカン科の植物です。アゲハチョウの幼虫がミカン科の植物を好むため、パークセンター付近で見られることが多いです。葉には特有の香りがありますが、ユズと比べると青臭くあまりいい香りとは言えません。