あいかわ公園 山野草図鑑

あいかわ公園で見られる様々な花たちを色ごとに紹介する図鑑です。(春132種 夏更新中)あいかわ公園で植物を見つけた際に花の色が分かれば、その色の図鑑を確認することで種類の特定ができます。スマートフォンなどで図鑑を見ながらお散歩することで、公園の自然をより楽しめます。花情報はどんどん追加していきますのでお楽しみに。

あいかわ公園 山野草図鑑 春 白いお花

ミドリハコベ
ナデシコ科・花弁が5枚)
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場所:日当たりのよい所
時期:2月~4月
どこでも見られる七草のハコベラには5枚の花弁があります。1枚の花びらに切れ込みが深く入るため、見た目上は10枚の花弁があるように見えます。似た種類に茎が赤いコハコベや、より大型のウシハコベがあります。ポイント(ほかの種で説明)をしれば簡単に見分けられます。食べても味はあまりしません。




ウシハコベ
ナデシコ科・外来種
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場所:ふれあい広場の端
時期:4月
ミドリハコベより1周り大きく、見比べればすぐ見分けられますが、1種だけで見ると難しいかもしれません。そんな時には花の中心のめしべの形に注目しましょう。先が3つに分かれていればミドリハコベ、5つに分かれていればウシハコベです。


ミチタネツケバナ
アブラナ科・花弁4枚)
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場所:日陰
時期:2月~4月
日当たりの悪い所なら大抵みられる大根のお友達です。放射状に広がる独特の葉を持ち、中心から茎をのばします。大型のタネツケバナは逆に日当たりのよい所を好みます。大根の仲間たちは上に2枚下に2枚の計4枚の花弁を持ちます。たねは竹刀のような形で、刺激ではじけ飛ぶ面白い種です。




ユキヤナギ
バラ科・花弁5枚)
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場所:南駐車場や風の丘付近
時期:4月
ヤナギのようにしなだれる形が尻尾のように見える面白いお花です。ヤナギの名前から勘違いされがちですが、桜と同じバラの仲間です。バラの仲間には花弁が5枚あります。その見た目から庭木として人気があり、目にする機会が多い種類です。



ヤエムグラ
(アカネ科・花弁4枚)
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場所:日陰で少し湿るような場所
時期:4月~5月
知らなければ気づくことができない地味な花をつけます。茎や葉には下向きのトゲが生えており、ほかの植物にもたれかかって倒れないように上を目指します。茎をブローチのように服に貼り付ける「ヤエムグラのブローチ」が草花遊びとして人気です。



ミミガタテンナンショウ
サトイモ科・特殊な花)
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場所:ふれあい広場奥の林 冒険の森~森のわたり橋
時期:3月~4月
花のように見える部分は仏炎苞と呼ばれ、この仲間に特有の葉が進化した部位です。写真中央のレバーのような部分は、キノコバエなどの花粉を運ぶ生き物が上り棒のようにつたっていくための棒で付属体と呼びます。つまり、本当のお花はこの棒の根元に咲いています。こんにゃくのお友達ですが針のような結晶の集合体のためそのままでは食べることができません。


ハナニラ
ヒガンバナ科・有毒)
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場所:ふれあい広場中央 クスノキが目印
時期:3月~4月
葉っぱから食欲をそそるようなニラ臭を堪能できる植物ですが、匂いとは裏腹に有毒な植物です。園芸植物としても良く植えられており、見かける機会は多いですが口にすると嘔吐などの症状が出るとされていますので山菜取りなどでは気をつけましょう。



ハルジオン
(キク科・筒状と舌状の花)
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場所:ふれあい広場
時期:4月~7月
ピンクや白など色合い豊かなタンポポのお友達です。タンポポの仲間には筒状のお花と舌状のお花を持つ者がいます。ハルジオンは2種類とも持つタイプなのですが、写真中央の黄色い部分が筒状花(とうじょうか)で周りの線状のものが舌状花(ぜつじょうか)です。家の周りで見かけたらちぎってみてください。



ハナイバナ
ムラサキ科・花弁5枚中心に丸模様)
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場所:冒険の森~森のわたり橋
時期:通年(4月はみやすい)
非常に小さい3mm程度の花をつけるため、知らないと見つけることができません。造形は宝石のように美しく、キラキラした花弁の中央に丸い模様が入り込みます。ムラサキ科はあまり馴染みがない名前ですが身近にも2種類は生えています。この特徴で探してみてください。



ハキダメギク
(キク科・筒状と舌状)
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場所:パークセンター前の植込み
時期:1月~4月
ハキダメギクは昔フンを捨てるような場所に生えていたために名づけられましたが、花の見た目のわりに酷い名前が付けられてしまっています。白い舌状花(ぜつじょうか)は5枚が基本ですが、それ以上に生えることも多いです。 似たコゴメギクは舌状花がとても小さいです。



ニリンソウ
キンポウゲ科
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場所:パークセンター横の通路(双眼鏡が必要)
時期:4月
湿った場所に生える春の代表的な植物で、この花が咲くといよいよ春が来たという雰囲気になります。白い花をつけますが、実際にはこの花はガクと呼ばれる葉が進化した部分になります。花の裏を見てみると本来花の裏にあるガクが付いていません。山菜としても食べられますが、猛毒のトリカブトと似ているためおすすめしません。



ニガイチゴ
バラ科
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場所:花の斜面左上
時期:4月
大粒な実をつけるキイチゴの仲間の一つです。花は他のキイチゴたちに比べ細長く見分けやすいですが、それよりも葉の形で見分けるのがおススメです。ニガイチゴはネズミのシルエットのような形の葉をつけます。




モミジイチゴ
バラ科・可食)
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場所:花の斜面など
時期:4月
5月に黄色い大粒のイチゴをつける野イチゴの仲間です。甘酸っぱいイチゴはとてもおいしく、日当たりのいい場所のイチゴをふと見つけて口に入れるのが楽しみになってしまうほどです。身近な野で見られるキイチゴ類の中では一番おいしいと思われるため、季節になったら食べてみるのも1つの自然の楽しみかもしれません。





ナズナ
アブラナ科
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場所:ふれあい広場各所
時期:3月~4月
ぺんぺん草でおなじみな春の七草の1つナズナです。ナズナの楽器は有名な草花遊びですが、三味線のバチのようなものはナズナのタネになります。割いてみるとちゃんとタネが出てきますよ。



トキワハゼ
ゴマノハグサ科
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場所:ふれあい広場の端
時期:通年(2~6月確認済み)
大きな舌のような形をした面白い花です。花に見られるまだら模様のようなものは虫に蜜のありかを知らせる植物の戦略の一つです。
似たものにムラサキサギゴケがあります。トキワハゼは1周り小さく、色が白みを帯び、写真の紫の部分に切れ込みが入らない点で判断できます。


ツルカノコソウ
スイカズラ科)
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場所:ふれあい広場の湿った斜面
時期:3月~4月
湿り気を好むため日当たりの悪い場所に生えることが多いです。ツルと名前が付けられますが実際にはツル性ではありません。2枚の葉の中央から花の茎を出し、綺麗な白い花をたくさんつけます。ブロッコリーのような形のこの花の付き方を散房花序(さんぼうかじょ)と呼びます。





ハコネウツギ

スイカズラ科)
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場所:森のわたり橋付近
時期:5月
もともとは海岸に自生する植物ですが、5月頃に付ける白とピンクの美しい花から観賞用として人気が高く植えられています。花はラッパ上で可愛く、背丈も大きくならない上にアーチのようにしなだれるため非常に見ごたえがあります。





ガマズミ
スイカズラ科・可食)
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場所:風の子橋付近
時期:5月
白いボンボンのようにたくさんの花をつけます。スイカズラ科は葉が左右両方に出る対生と言う葉の付き方をします。花は冬の終わりごろには真っ赤な実となり、人が食べても甘酸っぱい味わいを楽しむことができます。公園のガマズミは年によって実の付きっぷりがかなり違います。




スイカズラ
スイカズラ科)
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場所:森のわたり橋付近
時期:5月
べローンと大きく舌を出したような姿が特徴的な花です。黄色と白の2色の花からはほんのりいい香りを漂わせています。つる性植物のため、付近のイヌシデに大きく絡みついて木を緑色に染め上げます。花の奥には蜜があり、これを吸ったことから名付けられています。カズラはつる性の植物によくつけられている名です。



テイカカズラ
キョウチクトウ科
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場所:森のわたり橋付近
5月~6月
スイカズラと同じくつる植物ですが、こちらはよく見ると木に張り付く根を出して登っていきます。葉にも厚みと光沢があり、分かりやすい種類です。2種を比較するとつる植物の世界をより楽しむことができます。キョウチクトウ科なので毒があります。


ツメクサ
ナデシコ科)
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場所:ふれあい広場奥
時期:2月~5月
爪切りで切った後の爪のような葉をつけます。その葉の様子は苔の1種類のように見えるため、知らないと見つけられないかもしれません。花はナデシコ科らしく綺麗な5枚をつけ、後ろのガクの緑と合わさって清楚な印象を受けます。花は3mm程度の小さいものなので根気よく探してみてください。



スズメノカタビラ
(イネ科・頴花(えいか))
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場所:パークセンター前やふれあい広場
時期:3月~6月まで確認済み
皆様が毎日口にするお米の仲間です。イネの仲間は穎花と呼ばれる独特な花を持つため、この部分を花と思っていない方も多いと思います。イネの仲間は茎が立ち上がることも多く、この部分を使って引っ張り相撲を楽しむことができます。イベントでも人気の草花遊びです。





チガヤ
(イネ科・頴花(えいか))
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場所:森のわたり橋付近
時期:5月
5月頃にふさふさでいかにも柔らかそうな穂のような花を咲かせます。チガヤは群れて生えることも多い植物なので、花の季節には辺り一帯をゆらゆらと揺れる穂のような風景を楽しむことができます。




スズメノエンドウ
マメ科
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場所:冒険の森入口斜面
時期:3月~4月
スズメやカラスの名が付く植物は、大きさを表していることが多いです。つまりスズメノエンドウとは小さい豆ということです。白い花は写真のボケからもわかるようにわずか2mmもない程度の大きさです。写真を撮るのも1苦労ですが、実物を見ていない方は見つけるのにそれ以上の苦労をすること間違いなしでしょう。




ハリエンジュ
マメ科外来種
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場所:冒険広場の道路
時期:5月
河川などの水辺や道路の脇などでよく見かける外来種です。木や枝にはかなり大きな鋭いトゲがありケガをしないよう注意が必要です。大きく花付きがよい花の部分はてんぷらにして食べることができます。見た目もよくほんのり甘みが感じられて美味しいですよ。






サルナシ
マタタビ科:雌雄異株(しゆういしゅ))
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場所:冒険広場より上
時期:5月
山の方で見ることができる野生のキウイフルーツの仲間です。秋に熟す実は食べることができ、味もキウイに似ているとされています。雌雄が別のため花が咲いていても実がなるかは分かりません。手の届く範囲のサルナシは雄花であったため、実がなるかどうかは微妙な所です。秋を楽しみにしましょう。



シロバナナガバノスミレサイシン
(スミレ科)
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場所:森のわたり橋より奥のスギ林
時期:3月~4月
全て同じに見えるスミレの仲間たちの中でも、比較的見分けやすいのがスミレサイシンの仲間です。横から見てみると後ろの部分(距と呼ぶ)がぽてっと大きいです。また、林の方でないと生えていないため該当エリア以外の物はタチツボスミレかヒメスミレです。



アリアケスミレ
(スミレ科)
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場所:冒険の森入口
時期:4月
冒険の森入口にのみ生えているスミレの仲間で、白いお花に紫色のラインが入る特徴があります。また、葉の形が丸ではなくヘラのような形をしているため、見分けるのは簡単ですが白花のスミレと特徴が似ています。滅多にないので問題ありません。



ニョイスミレ
(スミレ科)
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場所:湿った場所の近く
時期:4月
あいかわ公園では北駐車場の山道でのみ発見できています。スミレの仲間の中でも最も小さく、花は1cmあるかないかくらいです。形は箱型に近いですが、しっかり5枚の花弁を持っています。別名ツボスミレで、花に対して茎の長さがとても長いです。




コブシ
モクレン科)
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場所:ふれあい広場
時期:3月
春先に手のひら位の白い大型の花を咲かせます。コブシには枝の先に付く花をつける花芽と、枝の横から葉を広げる冬芽の2種類の芽を持ちます。それぞれ大きさが違い、花芽の方が圧倒的に大きいです。また、芽には毛が付いており、冬場の毛布のように寒さを防ぐ役割をしています。




ホオノキ
モクレン科・日本最大)
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場所:ふれあい広場
時期:4月~5月
日本の樹木の中で最も大きい葉をつけるのがこのホオノキです。葉は輪を描くように7つほど付き、大きいものでは1枚30cmを超えます。花もそれだけ巨大で、直径は人の手よりも大きく迫力満点です。低い位置ではあまり花をつけないことと花の匂いが少し臭いのが難点です。




ウツギ
(ウツギ科)
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場所:冒険広場の道路
時期:4月~5月
ウツギという変わった名前には空木という意味が含まれています。茎の中が空洞になっているのです。
ウツギの仲間には種類が多く、梅のように咲くバイカウツギや葉が丸いマルバウツギなどの細かい違いから数種類に分かれています。




エゴノキ
エゴノキ科・有毒)
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場所:ふれあい広場奥
時期:5月
下向きの白い花をたくさんつけます。これは足の弱い虫が花にぶら下がれないようにするための戦略とされています。あいかわ公園ではエゴツルクビオトシブミが葉を丸めていたり、葉に丸い虫こぶを作るエゴノキハウラケタマフシがいたり、種の時期にはヤマガラが食べにきたりと人気の植物です。




ハクウンボク
エゴノキ科・有毒)
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場所:花の斜面
時期:5月
エゴノキよりもさらに雲海の如く花をつけるのがこの植物です。葉が大きくふさふさなのでぜひ触れてみてください。公園では、ハマキガの仲間が葉をくるくる巻いたりオトシブミが小さな葉をまいたりとにかくくるくる巻かれます。(花の時期にはあまりない)





ドクダミ
ドクダミ科・薬用)
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場所:園内の日陰
時期:5月~6月
大抵どこにでも見られる臭いが生ごみのようにきつい植物です。花のように見える部分は植物学的には苞と呼ばれる部分です。この部分の上に棒状についているものが雄しべめしべであり、花びらと呼べる部分は実はありません。見つけたらじっくり観察してみましょう。





クサギ
(ミカン科・双眼鏡が必要です)
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場所:湿った沢沿い
時期:4月
水辺を好み、沢沿いを代表する植物です。名前の由来である独特のミカン臭も特徴的ですが、最大の特徴は葉の付き方にあります。コクサギ型葉序と呼ばれ、右に2回続き左に2回続くという個性豊かな葉の付き方をします。他にはサルスベリなど数の少ない面白い葉の付き方なのです。




クサイチゴ
バラ科キイチゴ
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場所:半日陰の場所
時期:3月~4月
5月頃に食べられる甘い赤い実をつけます。ジャムやシロップとして活用できるため、人気のキイチゴの仲間です。1年目は葉っぱで過ごし二年目にようやく背丈をのばし花をつけます。周辺をミツバチなどがよく飛んでいるため、虫たちに大人気のようです。



オランダミミナグサ
ナデシコ科・外来種
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場所:日当たりのよい場所
時期:2月~4月
ミミの名の通り、まるいウサギの耳のような葉を仲良く同時に出します。ナデシコ科は花弁が5枚ですが、この花には花弁の先端に切れ込みが入ります。やはり外来種のため駐車場の近くやコンクリートの隙間などの近くで見つかります。在来のミミナグサは競争に負けて希少になりました。




オオシマザクラ
バラ科・葉と花同時展開)
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場所:南駐車場
時期:3月下旬~4月
白い花と緑の葉を同時に展開するため、白と緑の掛け合いが美しいサクラです。園芸種が多いサクラですが、本種はヤマザクラと並んで自生種です。自生種を基に交配がなされて園芸種が生まれ、その園芸種たちを様々な種類と掛け合わせたため桜だけで600種以上あると言われています。




ウワミズザクラ
バラ科
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場所森のわたり橋 パークセンター
時期:4月上旬
きりたんぽのような形の花をつけるため勘違いされやすいですが桜の仲間です。花をよく見るとしっかりと5枚の花弁を持つバラ科の形をしています。異なるのはそのお花がたくさんつくことでまるで1つの花の塊であるかのように見せている点です。このように柄が付いてたくさんつく花を総状花序(そうじょうかじょ)と呼びます。





オキナグサ
キンポウゲ科絶滅危惧種
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場所:パークセンター前
時期:3月下旬
あいかわ公園に植えられているものは園芸用のものが野生化したものです。自生においては絶滅危惧種とされており、見る機会はほとんどないでしょう。翁の名の通り花の後に白髪のおじいさんのような姿に変貌します。あいかわ公園では恐らく同じ株のためその姿は見られないかもしれません。




シャガ
(アヤメ科)
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場所:南駐車場付近
時期:4月
湿り気のある場所に生える園芸で人気なアヤメの仲間です。花びらは6枚あるように見えますが実際には花弁3枚、花びらと同じ質のガクが3枚からなります。アヤメの仲間は花弁とガクが同じ性質を持つ同花被科(どうかひか)という形をとります。




ニワゼキショウ
(アヤメ科・同花被花(どうかひか))
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場所:芝生など
時期:5月~6月
日当たりのよい芝生の上でたくさん見られる身近なアヤメの仲間です。白色の小さなお花が辺りを覆うので意外と迫力があります。6枚に見える花弁は3枚が花びら残り3枚がガクなのですが、形が似ているので同じように扱います。このような花をどうかひか と呼びます。





ジュウニヒトエ
シソ科
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場所:森のわたり橋より山側
時期:4月
シソ科の中でも春に白い花をつける種類は数少ないため、見つけると嬉しい種類です。名前の由来である十二単の通り、花が幾層にもなって咲くためとてもゴージャスな花です。太平洋側では今の季節に似た花としてツクバキンモンソウがありますがあいかわ公園では見つかっていません。




チゴユリ
ユリ科・有毒)
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場所:風の丘より上の林床
時期:4月中旬
背丈は10cm程度と小さく、可憐な白い花を茎の先にポツリとつけます。ユリ科の植物は葉の形がすべて似ており、芽生えの季節は同じようなものに見えます。ホウチャクソウの方が背丈が大きく(40cm)チゴユリは花がしっかり開くため区別は簡単です。




ミズキ

(ミズキ科)
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場所:花の斜面 南駐車場
時期:5月中旬~下旬
茎に水気が多いことからミズキと名づけられています。実際に枝を折ると水分が滴ってきます。よく似たものとしてクマノミズキがありますが、花の時期がミズキは5月でクマノミズキは6月である点と、葉が右左右左とつくか左右両方同時に付くかでそれぞれ判別できます。



ヤマボウシ
(ミズキ科)
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場所:ふれあい広場奥
時期:5月~6月
花弁のように見える4枚のものは苞と呼ばれる軸を支える葉です。ヤマボウシは花が地味なので苞を目立たせることで虫にアピールをしているのです。
秋にはおいしそうな実をつけ、鳥などが食べに来ます。実は人も食べることができる果実で、結構甘みが強いです。常緑ヤマボウシヤマボウシがあるため長い間花を楽しめます。


ヒルガオ
ヒルガオ科・合弁花)
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場所:冒険の森
時期:5月~
アサガオは非常に有名な植物ですがヒルガオとなると少しマイナーな印象を受けます。どちらもヒルガオ科の植物で、昼に咲いて夜にはしぼむという面白い特徴があります。身近な所でも野生化しているのでこの筒形(実際には漏斗型)の花を探してみると意外なところで見つかるかもしれません。




ヒトリシズカ
(センリョウ科)
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場所:森のわたり橋より先のスギ林
時期:3月下旬~4月
林床にひっそりと咲く可憐な花で、地味で目立たないため存在を知らない方も多いかと思われます。花のように見えるのは雄しべで、花びらと呼べるものを一切つけません。背丈も10cmちょっとの大きさなので意識して探す必要があります。この公園では結構見かけられるので植物を探す目を鍛えるのにおススメです。


フタリシズカ
(センリョウ科)
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場所:森のわたり橋付近の林床
時期:5月中旬
ヒトリシズカより1月ほど後に咲きます。草丈が最大60cm程と大きく、また、花の茎の数も2本から4本程度と個性が見られます。4方向に広がる葉は実はわずかにずれているため、左右対に葉が付く対生(たいせい)という葉の付き方です。





ユズ

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場所:ふれあい広場奥
時期:5月中旬
冬至の時にお風呂に入れるユズですが、花の季節は5月頃です。ユズの面白い所は葉にも見られます。葉を見つけたらその葉の付け根を見てみましょう。よく見ると小さな葉っぱがもう一枚付いています。ミカン科の仲間に見られる特徴ですがユズはこの下に付く葉がとても大きいです。また、ミカン科の多くが枝にトゲを持つためケガしないように気をつけましょう。



ナツミカン
(ミカン科)
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場所:パークセンター付近
時期:5月中旬
園芸から食用まで馴染み深いミカン科の植物です。アゲハチョウの幼虫がミカン科の植物を好むため、パークセンター付近で見られることが多いです。葉には特有の香りがありますが、ユズと比べると青臭くあまりいい香りとは言えません。